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【格付け #1】永久保存版! スピルバーグ作品のベスト&ワースト5を発表

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スティーヴン・アラン・スピルバーグ


1946年にオハイオ州で生まれた“映画界の申し子”は、40年以上にも及ぶ輝かしいキャリアの中で幾多の名作を創出し、あらゆる世代にとってのヒーローであり続けてきた。

 

その作風には常に一貫した独特のオーラがあり、「スピルバーグ」の刻印が押された映画は老若男女を問うことなく、すべての観客を例外なく楽しませるのが特徴だ。

 

サメに始まり、宇宙人、考古学者、恐竜、そして人工知能……etc

 

ジョージ・ルーカスやジェームズ・キャメロン、ロバート・ゼメキスらと共にハリウッド黄金期を生き抜いてきたスピルバーグだが、このメンバーを以ってしても彼の存在感は別格のように思える。

 

突出した興収実績

 

過去に監督を務めた作品は2014年時点において、述べ4200億円もの世界興収を記録し、製作を含めたプロデュース作品を合算すれば、1兆円を超える。これは、言うまでもなく歴代で1位の記録だ。

 

「ベスト」と「ワースト」

 

もちろん、これほどの実績を上げてきた名匠スピルバーグだが、なかには決して“最高傑作”とは言えない駄作も存在する。

 

今回は私、GoGo郎の独断と偏見によるベストとワーストのランキング(TOP5)を紹介していくことにします。

 

基準は、完全に私自身のかなり偏った好みとなることをお許しください。

 

また、今回の選考範囲はスピルバーグが監督、製作、製作総指揮として関わった作品すべてとなります。

 

 

 

ベスト5

 

 


第5位『メン・イン・ブラック』(1997年)

 

監督:バリー・ソネンフィルド
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス

 

地球に住み着いたエイリアンにとって最も不幸だったことは、すでに異星人に風邪を引かせたことのある勇敢な「ヒラー大尉」が黒のメンバーに加入したことである。

 

 

 

第4位『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、ショーン・コネリー

 

シリーズ史上最もスリリングであり、またエキサイティングなシニアの助けが物語に重厚さをもたらした。もちろんこの相性抜群の親子がひとりの女性を巡り、兄弟となっていたことは後に大きなしこりとなりうるかもしれないが。

 

 

 

第3位『E.T.』(1982年)

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ロバート・マクノートン

 

現実逃避に傾倒し、“エクストラな”体験を求めている人間がいるとすれば、このファンタジードラマは迷うことなく救いの手を差し伸べることになるだろう。

ハリウッドにおける「スピルバーグ物語」の原点であり、より友好的な異星人としてのイメージを確立した。

 

 

 

第2位『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト

 

イスラ・ソルナ島での人間と恐竜による圧巻の攻防劇、さらには断崖絶壁をぶら下がるキャンピングカーなど、映画が創造し得る可能性を最大限に示したと言える。仮にT-レックスがサンディエゴの街へ上陸していなければ、スピルバーグ史上最高傑作となっていたかもしれない。

 

 

 

第1位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)

 

監督:ロバート・ゼメキス
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、トーマス・F・ウィルソン

 

ズラリと並んだスピルバーグの産物を眺めたとき、この至高の名作から目をそらすことなど不可能であり、マクフライの受難が再び胸を踊らせるはずだ。

映画史上最高のトリロジーへと繋がる起源として、エクセレントな役割を担った。

 

 

 


ワースト5

 

 

 


第5位『バガー・ヴァンスの伝説』(2000年)

 

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ウィル・スミス、マット・デイモン、シャーリーズ・セロン

 

この映画が残した唯一の救いは、栄光のキャリアを邁進していたウィル・スミスに頭から冷水を浴びせ、後の快進撃をもたらしたことである。

 

 


第4位『グレムリン2 新・種・誕・生』(1990年)

 

監督:ジョー・ダンテ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ザック・ギャリガン、フィービー・ケイツ

 

この映画が作られたことで、いかに『グレムリン』がより洗練された作品だったのかを思い知らされることとなった。

 

 


第3位『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト

 

陳腐な終盤の展開によって、あまりにもファンタスティックなイスラ・ソルナ島での前半部分はかき消され、無惨にもその余韻は覆い尽くされてしまった。

 

 


第2位『メン・イン・ブラック2』(2002年)

 

監督:バリー・ソネンフィルド
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス

 

夢の続きを期待したすべてのファンを裏切り、続編製作がどれだけ危険なギャンブルであるかを証明する結果に。

 

 


第1位『A.I.』(2001年)

 

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー

 

この映画の原案が、志半ばで世を去ったスタンリー・キューブリックのものであったとして、それがスピルバーグによる大失態のすべてを補填し得る言い訳とはならない。

数々の名作を作り上げてきた稀代のヒットメーカーには到底似つかわしくない作品であり、彼にとっても目を背けたくなる汚点となったことだろう。

 

 


以上、スティーヴン・スピルバーグ作品のベストとワーストランキング。

私にとっては『ロスト・ワールド』の都会上陸がどうしても許せないんです。原作がどうとか、そんなことはどうでも良くて、映画は映画の進むべき道を進めばいい。

 

『キングコング』でもそうでしたけど、ああいうのよく見る展開ですね。島のジャングルで終わらせずになぜだか都会へ上京させたがる。

 

メリハリをつける意図なんですか。私には理解できない。

 

次回は宮崎駿作品のベストとワーストでもやりましょうかね。

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