GoGo郎のシネマドランカー

これまでに鑑賞してきた約8000本の作品の中からオススメの傑作を厳選!

遂に『エイリアン5』製作が始動!? 「パート3以降の存在は無かったことにする」

f:id:jacob_eye:20180104134710j:plain

 厳密には『エイリアン2.5』!?

 SFファン待望の新作計画がいよいよ再始動するかもしれない。『第9地区』や『エリジウム』、『チャッピー』などのSF大作で知られる鬼才ニール・ブロムカンプ監督が、自身のSNSサイトに『エイリアン5』のコンセプトアートを2枚掲載している。

 1979年に巨匠リドリー・スコット監督&シガニー・ウィーバー主演というタッグによって世に放たれた『エイリアン』は、1100万ドルの製作費ながら全米だけで1億ドルを超える大ヒットを記録するなどし、SF映画界の金字塔として君臨。1986年にはジェームズ・キャメロン監督によって続編が製作されると、そのド派手なアクションシーンに世界が魅了され、パート2も全米で1億3100万ドルもの興収をあげた。

 最終的にパート4まで製作された『エイリアン』シリーズだが、2015年2月には『第9地区』で名を馳せたブロムカンプ監督が「パート5の脚本執筆オファーを貰った」と発言。「パート3とパート4の存在を無かったことにし、新たな物語を展開させる」との構想を明らかにしていたものの、同年10月には自身のTwitterにおいて「エイリアン5のプロジェクトは一旦中止になった」と話し、お蔵入りの可能性を示唆していた。

 また、2017年5月には『エイリアン』シリーズの生みの親であり、『プロメテウス』や『エイリアン コヴェナント』といったプリクエルの製作に執心していたスコット監督も、ブロムカンプ監督の提出した脚本を20世紀フォックスが却下したと暴露。新作の製作を心待ちにしていた多くのファンにとって雲行きが怪しくなり始めていた矢先の出来事だ。

 2017年末、ウォルト・ディズニー・カンパニーが20世紀フォックスを莫大な資金投下により買収すると、ブロムカンプ監督は2枚の写真をInstagramへ掲載。1枚目は“ゼノモーフ”タイプの初代エイリアンが今にもエアーダクトから這い上がろうとするイメージが、2枚目には『エイリアン2』で登場した戦闘機のコンセプトアートが紹介されている。

 

 

Nbさん(@neillblomkamp)がシェアした投稿 -

 

 

Nbさん(@neillblomkamp)がシェアした投稿 -



 米映画サイト『Slash Film』はこれら2枚のイメージに関して「これまでに登場したものばかりであり、何ら真新しい情報は何も無いが、人々がこのコンセプトアートに興奮させられることは間違いないだろう」と言及。今回のブロムカンプ監督による投稿が、『エイリアン5』の製作プロジェクトの再始動を示すメッセージである可能性が高いと綴っている。

 いよいよ始まるかもしれませんね。彼が初代エイリアンと、パート2に登場する戦闘機のコンセプトアートを掲載したということは、やはりパート3以降を“スルー”するという暗示なのでしょうか。現地では『エイリアン5』ではなく、『エイリアン2.5』の製作がスタートすると表現されているようです。

 

広告