【GoGo郎’sベストMovie #2】『バウンド』(1996)篇
GoGo郎’ベストMovieとは
私、GoGo郎がこれまでに鑑賞してきた映画の中で「これぞオススメ!」といった名作(独断と偏見に満ちています)を定期的に皆様に紹介してゆくコーナーになります。
また、参考までに採点スコア(100点満点)も最後に付けていますのでよろしくです。
今回ご紹介する作品は、『バウンド』(1996年)!!
監督:アンディ&ラリー・ウォシャウスキー“兄弟”(現在は姉妹)
出演:ジェニファー・ティリー、ジーナ・ガーション、ジョー・パントリアーノ
大ヒットSFアクションシリーズ『マトリックス』の監督として映画界を席巻したウォシャウスキーがまだ兄弟だった頃に手掛けたクライム心理サスペンス。
ストーリー
服役を終えた凄腕の元女泥棒コーキー(ジーナ・ガーション)は、アパートの隣に住むミステリアスな女性ヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)と惹かれ合う内に、とある危険な略奪の構想を彼女から持ちかけられる。
それはヴァイオレットの恋人でマフィアのシーザー(ジョー・パントリアーノ)がボスから預かった200万ドルもの大金を2人で持ち逃げしようというもの。一見、無謀すぎる試みに思える強奪劇だが、頭のキレるコーキーは緻密かつパーフェクトな作戦を練り上げ……。
惹かれ合うコーキーとヴァイオレットvsマフィアのシーザー、そしてマフィアや警察をも巻き込んだ壮大な心理戦が繰り広げられていく。
ココがオススメ!
ウォシャウスキー兄弟のポリシーが影響しているのかは不明ですが、この映画はいきなり美人2人による濃厚な同性同士の絡みシーンからスタート。歩き方から喋り方、さらにはその表情に至るまで、あらゆる面でムダにセクシーすぎるヴァイオレットにも刮目してほしいものの、やはり最大の注目ポイントは、女泥棒コーキーによる知的で先を見越した200万ドル強奪の戦術です。
初めてこの映画を観たとき、単純に脳みそがズッポリ(?)と引き込まれましたよ。
マフィアの恋人にウンザリし、200万ドルを奪って駆け落ちしたいヴァイオレットとコーキー。そんなヴァイオレットを絶対に逃すまいと必死に奮闘するシーザー、さらにはシーザーにジワリジワリと圧力をかけてゆくマフィアのボス。大金を巡っていくつかの思惑が交錯し、誰の脳みそが最も優れているかが競われていきます。
お金を持ち逃げしようとするコーキー&ヴァイオレットは、完璧な戦略を打ち立てますが、やはりその途中では多くの困難とハプニングが生じます。そこがこの映画の最大の見所というかハイライトですね。
詳しく説明してしまうと初見の方に迷惑をかけてしまうのでじれったいですが、とにかく200万ドルを奪い合う為に全員が躍起になる映画。
これまでにこの作品を多くの友人らに勧めてきましたが、全員大満足してくれました。
劇中は基本的にシーザーの暮らすアパートの一室のみで物語が進行し、ほぼほぼワンロケーションムービーとして余計な舞台転換などはありません。終始、観ていてハラハラドキドキが止まらないんですよ。
こんな映画、なかなか無いと思います。
もちろん映画にお詳しい方ならご存知だったかもしれませんが、『バウンド』という作品は『マトリックス』などと比較すると、一般的にあまり著名とは言えないところがまた不思議なものですね。
ウォシャウスキー兄弟のデビュー作で、この映画の3年後に『マトリックス』が公開されています。“世界のウォシャウスキー”となる寸前に作った映画ということでしょうか。
とにかく、ものスゴくオススメです。
ヴァイオレットの色気にも注目
しつこいようですが、なぜかヴァイオレットの色気というかセクシーさが際立ってます。
マフィアの恋人でレズビアンという個性的な役柄を演じたのは、ジェニファー・ティリーという中国系アメリカ人の血を引く女優さん。どうりでアジアンチックな雰囲気があるなぁと思いました。
過去には、
『シャドウ・オブ・ウルフ』
『メイド・イン・アメリカ』
『ゲッタウェイ』
『ライアー・ライアー』
『スチュアート・リトル』
なんかに出ているみたいで、なかなか渋めなキャリアを歩んでいますね。
今作ではムッチムチなセクシー衣装に身を包んで、終始色気のある喋り方で物語に華を添えています。完全に他のキャラクターを食うほどの存在感だったと言っても過言ではないでしょう。
この映画の撮影時は38歳とかですね。
驚異的です。ほんとに。
というわけで、ヴァイオレットの色気は置いておきまして、
映画『バウンド』のスコアは87/100です。
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